ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) 価格: 1,470円 レビュー評価:4.0 レビュー数:7 ハードボイルドになじみのない世代にとって
ハードボイルドとはこういうことを言うんだなとゆーよーな
主人公フィリップ・マーロウ。
その言動は常にシニカルでタフでかっこいいとも言えるが、
普通に考えるとちょっとかっこつけ過ぎじゃないのと思ってしまう。
しかしどこまでもハードボイルドに徹し、呆れかえるほど
皮肉が飛び交うこの作品世界では
そう言ってしまうと成立しなくなってしまう。
ちょっと非常識な位徹底したハードボイルド。
それこそがこの作品なのだろう。
好き嫌いは |
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東京奇譚集 (新潮文庫) 価格: 420円 レビュー評価:4.0 レビュー数:29 確かに春樹ワールドである。しかし例えば小説を読みなれていない人が
村上春樹の小説を読んでみようと思って手を出すのであればお勧めしない。
春樹ファンであればある程度は理解できるかもしれないが、そうでないと
特に高校生などで読書慣れしていない人で、時間潰しに短編集を買おうと
しているのであれば、別の作家の読みやすい短編集を買ったほうが無難だろう。
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中国行きのスロウ・ボート (中公文庫) 価格: 600円 レビュー評価:4.5 レビュー数:24 著者初の短編集。どれもレベルが高くて面白い。あえて挙げるなら「午後の最後の芝生」かな。長編「羊をめぐる冒険」とつながる「シドニーのグリーン・ストリート」も他のものとは毛色が違うが面白い。「ニューヨーク炭鉱の悲劇」はタイトルと本文とのつながりは一体何かと考えてしまう。 |
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スプートニクの恋人 (講談社文庫) 価格: 600円 レビュー評価:4.0 レビュー数:81 村上春樹さんの作品を初めて読みました。色々勉強させていただきました。
ペダンティックで性欲の強い作家だと友人から聞いていましたが、僕は表現が豊かで知識を増やしてくれる作家さんだと思います。
スプートニク号であったり観覧車のような円を運命に例える作品はほかにもある。 でも、ロシア語で旅連れを意味するスプートニク使うあたりはさすがだと思いました。
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